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デザインを楽しむパーマのノウハウ
セミナーレポート
デザインを楽しむパーマのノウハウ
【開催】2019年06月11日(火)
【講師】ZA/ZA AOYAMA
ZA/ZA AOYAMA
トレンドデザインディレクター 嶋田康広 氏
ZA/ZA トレンドデザインディレクターとして多方面でデザインを発信し、ZA/ZA AOYAMAのプレミアムスタイリストとしても活躍。サロンワークでは、年代問わず幅広い層の女性から支持を集め、中でも女性らしさを残した、抜け感のある「リラックスフェミニンスタイル」を作る嶋田氏に、女性のお客様からのラブコールは絶えない。また、サロンワーク以外の活動では、一般誌・業界誌の撮影やヘアショーの出演、セミナー講師等、国内外問わず活動の場を広げ、デザインを発信し続けている。
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このセミナーでは、お客様が簡単に『キレイ』を作れるヘアスタイルのコツを、『コールドパーマ』と『ホット系パーマ』のそれぞれでレクチャーしていただきました。 まずは講義内容から 嶋田さん自身、パーマを「自分の武器」として打ち出していく中で、「ベースカットの見直し」と「パーマを全部自分でワインディングする」のを徹底しています。パーマをかけることで、お客様が朝のスタイリングがラクになり、ヘアスタイルの持続性も高くなり、また客離れもしなくなります。 今のカールスタイルでポイントとなる“抜け感”は「レイヤーの入れ方」が重要です。 ●なぜ、レイヤーなのか? ただ、レングスを詰めるだけでは似合わせのデザインではなく、そのヘアデザインになってしまうので結果、誰に切ってもらっても同じになってしまう。これからは「レイヤー」が大事です。 基本的なことですが、ローレイヤー・ミディアムレイヤー・ハイレイヤーとレイヤーを高くしていくと毛先の厚みはなくなっていきます。大人世代へのレイヤーアプローチをして、ウェイトを上げながらもアウトラインの厚みを残すのがポイントです。 セミナーでは実際にセクションを色分けしたウィッグでレイヤーの入れるポイントをレクチャーしていただきました。レイヤーを理解することで毛先にカールをつけるパーマの再現性も高まりますし、トップの操作性も良くなりボリュームも出しやすくなります。 続いてデモンストレーションへ 一人目のモデルさんは、解説していただいたレイヤーを実際に入れて、デジタルパーマをかけていきます。 |
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まずは、カットから
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お客様に安心感を与えるためにも、フロントからカットしていきます。レングスを決めて、ウェイトポイントで似合わせをして顔周りにレイヤーを入れていきます。バックアンダーセクションはワンレグスベースでイングラをつけていきます。ミドルセクションはグラデーションでカットし、そのままオーバーまでつなぎます。パートの1㎝幅でトップにレイヤーのガイドを作ります。ガイドヘ向けてオーバーセクションの上部をダウンシェープで引きながらレイヤーでつなぎ、アウトラインを薄くしないようにします。ベースカットでのフォルムが大事です。 毛量調整は、セニングで毛先を中心に。重さの溜まる部分のみ根元・中間から削ぎます。あまり重さを取りすぎないようにします。 続けてデジタルパーマへ 1液を全体の1/2から毛先まで塗っていきます。アップステムで塗布していき、オーバーセクションは持ち上げて塗布していきます。 <使用薬液> 1液:ルシケア DGH+DGL(1:1) 自然放置10分 中間水洗後、ワインディング。カットラインに合わせて毛先巻き。1液の塗布でカールの位置を決めているので、1液を塗布した部分まで巻き込みます。トップのみ中間巻き。 |
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ロッドオン(20㎜~24㎜)
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デジクリップあり 加温60℃ 10分+クーリング 5分放置 2液:ルシケア アクア B 10分放置
二人目のモデルさんは、事前にカットしたショートスタイルに、毛先中心のパーマをかけていきます。 ツーセクションでカットし、長めにしてあるオーバーセクションへワンカールをつけていきます。元々、直毛のモデルさんで、実際に直毛のお客様でショートスタイルにするとスタイリングが難しくなる方にも提案しているパーマです。 |
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付け巻きをしていくのですが、コテ巻きの位置(カールの欲しい位置)から付けてロッドは深く巻き込みます。基本的には、再塗布はしないのでノンターバンで快適に1液放置していきます。 |
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ロッドオン(17・20㎜ 毛先巻き1.75回転・トップのみ中間巻き)
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<使用薬液> 前処理:ppt do プリケア(低分子ケラチンPPT)、ppt do エクストラ(高分子ケラチンPPT) 1液:ルシケア アクア Ex 付け巻き 自然放置10分 中間処理:ルシケア アクア Ac(10倍希釈) 2液:ルシケア アクア R+B 重ね付け 10分放置 |
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仕上がりはこちら
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ラフに乾かした後、NOTIO バターとルシケア トリートメントフォームFを手のひらで馴染ませ、表面から揉み込んでいきます。
続いてデジタルパーマのモデルさんの仕上がりはこちら、
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タオルドライをしっかりとした後、NOTIOミルクをつけて捻ったりせずにドライ。完全ドライからスプレイヤーで表面だけ濡らし、NOTIO クリームとルシケア トリートメントフォームFを混ぜ、内側よりも表面を中心に馴染ませていきます。抜け感を出すときは、あまり頑張りすぎないように伝えています。 レイヤーカットの考え方やテクニック、お客様にパーマを提案するポイントなどたくさんの情報を丁寧にレクチャーしていただきました。
セミナーで使用した商品情報 https://www.real-chemical.co.jp/products/perm_curl/LUCICAREAQUA2.html https://www.real-chemical.co.jp/products/perm_curl/LUCICARE.html ●NOTIO ●ルシケア スタイリング
http://www.real-chemical.co.jp/products/styling/LUCICARESTYLING.html
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仕上がりはこちら
ZA/ZA AOYAMA
トレンドデザインディレクター 嶋田康広 氏