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『感性』と『デザイン』のバランス
セミナーレポート
『感性』と『デザイン』のバランス
【開催】2019年06月25日(火)
【講師】UMiTOS
UMiTOS 都内2店舗を経て2011年UMiTOSのオープニングスタッフとして入社、現在はクリエイティブディレクターを務める。サロンワークの他にも、ヘアショー、美容業界誌やファッション誌などの撮影、セミナー講師、審査員なども担当している。またTV、CM、ドラマ、映画祭のヘアメイクでオダギリジョー、多部未華子、淵上泰史、橋本愛、阿部純子、C&K、他多数とも関わり多岐に渡り活動中。 |
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このセミナーではお客様を繕い、お客様の感性を着て、お客様の幸せと思いを叶えるデザインテクニックを紹介していただきました。 |
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まずは、講義内容から
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●「感性売買」の時代だから大切なこと 切り方を知っている美容師と似合わせができる美容師は違う ・切る技術の高い美容師→パタンナータイプ ・お客様へのオートクチュールのデザインができる美容師→デザイナータイプ
お客様の美容師への判断基準は・・・ ・自分の髪型への周りの評価が高い ・「どこで切ったの?」と、人から聞かれる ・自宅での再現性が高い ・ヘアスタイルが長持ちする これらをどれだけお客様に感じていただけるかが重要です。
「髪型がムードをつくり、その人を魅力的にする!」 ムードを作れるということは、似合わせができるということ。これができるとお客様に選ばれます。 その前段階として・・・
●自分を知って、相手も知ろう! 相手との関係性に大きく影響する一つの要素 「コミュニケーション」 「一人一人同じ人間はいない」→頭で理解していても、気づかないうちに自分を基準にしたコミュニケーションをとっている。 相手に合わせた ・マネジメント ・リーダーシップ ・コミュニケーション が必要です。
まずは自分のタイプを知りましょう! セミナーにご参加いただいた方には、簡単なクイズを行っていただき「4つのタイプ」に診断し、タイプ別の特徴を解説していただきました。
人は無意識に自分のタイプを基準に周囲の人と関わろうとし、自分がして欲しいように相手にコミュニケーションをとってしまう。 自分のタイプを知り、また相手のタイプを分析することでコミュニケーションを円滑にしていきます。 |
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続いて、デモンストレーションへ |
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●ココロをつかむデザイン術
カウンセリング時に、お客様の言葉の中にある「隠れメッセージをキャッチしよう」
お客様が何気なく言った一言や、最初に出てきたキーワードにその人の一番の気にしているポイントが含まれている!
→絶対に聞き逃さないようにすること、そこを必ずクリアできる提案をすること!
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UMiTOSでは、基本的にはドライカットをしています。ご来店されたままの状態からカットしていくことで、日常のスタイリングやクセなどを把握し、またお客様が再現しやすいようにするためです。
ワンレングスベースでトップにレイヤーを入れていきます。ヘアメイクの経験から、ドライでレザーを入れて間引いていきます。また、セニングも使い毛量調整し、トップの毛先にもエンズセニングを入れていきます。スタイルの仕上がりを決めたら、リズムよく(迷いなく)カットしていきます。「気になっているところ」は時間をかけて丁寧に。今回は顔周りに時間をかけます。
サロンワークでは、ドライカット後にシャンプーをしてウェットでチェックカットをして仕上げていきます。 |
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続いて、アイロンワークへ
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次回の提案に向けてアイロンワークを行っています。サロンワークでは「ちょい足しパーマ」と言って、トップに1本や顔周りに2~3本程度のパーマをサービスで行うケースもあります。
スタイリング剤はNOTIOクリームを揉み込んで、全体のバランスを見て仕上げます。自分で使って、しっくりくるアイテムを使用しています。 仕上がりはこちら |
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サロンワークでは次回提案で、長さやパーマの有無など3つくらいのパターンをお伝えしています。
・提案型カウンセリングのススメ カウンセリングのパターンは 傾聴型カウンセリング【お客様発信】 お客様の悩みを聴き、お客様の言葉と感情を、鏡に映し出すように明確にしながらお客様に返しつづける方法。その過程で悩みを解決するスタイルを見つける。 提案型カウンセリング【美容師発信】 聴くだけにとどまらず、お客様の状況を分析し、積極的に提案していく方法。
お互いにメリット・デメリットありますが、提案型カウンセリングをオススメする理由は、 →カウンセリングの通りの仕上がりになった時のお客様からの信頼度がグッと高くなり、この人なら色々私をステキに変えてくれそう!思い通りにしてくれる!と感じていただけるからです。
選択カウンセリングでお客様の希望を絞っていき、最終的に3つの提案をします。 「守り気味」「スタンダード」「ちょいチャレンジ」 お客様がご自身で選ぶので、信頼度が増します。 スタイルを提案する(できる)コトに、美容師としてのクリエイションの面白さがある! 一回の提案で終わらせず、次の楽しみを感じさせることが大事です。
「このデザインで結果出せますよ!」と、自身を持って送り出せる美容師に!
今回のセミナーではデザイン術と共に、ご紹介し切れない程数多くのノウハウや実際に診断テストを行って頂き、あっという間の2時間でした。
セミナーで使用した商品情報 ●NOTIO
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