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失敗しないホット系パーマ

201824APRIL

セミナーレポート
失敗しないホット系パーマ

【開催】2018年04月24日(火)
【講師】LOVEST銀座 by air 

LOVEST銀座 by air 店長 

長門政和氏

 

丁寧なカウンセリングで、幅広い年齢層のお客様
から圧倒的な支持を得ている。
ナチュラルスタイルを得意とし、エレガントで上
品さを加えた女性像をつくりだす。
ヘアカタログや業界誌で多くの作品を発表。
商品開発も多数手掛ける深い知識から、エッジの
効いたフォト撮影のテクニックまで、多彩な実力
で活躍するマルチプレイヤー。

ホームページはこちら

http://www.air.st/salon/air-ginza/
このセミナーでは、『失敗しないホット系パーマ
』をテーマに長門氏のパーマに対する考え方や、
ストレートパーマを組み合わせた時短複合施術方
法をレクチャーしていただきました。

このセミナーでは、『失敗しないホット系パー
マ』をテーマに長門氏のパーマに対する考え方
や、ストレートパーマを組み合わせた時短複合施
術方法をレクチャーしていただきました。

●目の前のお客様を感動させよう

現在の美容師の主流は、「SNS発信」「インス
タ映え」→デザインカラー。

もちろん、これらは今の美容師に必要不可欠だ
と思います。

では、何のためにSNS発信をするのかというと
「新規集客」「アフターフォロー」が主だと思
います。

でも、「売上」を作るのに一番大事なのは『再
来客』です。

そこで、「10人の新規を呼ぶより、1人の顧客
を10回来店させよう」

そのためには、『目の前のお客様を感動させよ
う』

感動して頂くために、次の3つを大事にしてい

ます。

「長持ちするカット」「簡単にスタイリングで
きるパーマ」「絶対に染まるグレイカラー」

 

今回は前途の2つを軸に究極の再現性のあるホ
ット系パーマをデモンストレーションしていた
だきました。

●モデルデモンストレーション

 

まずはベースカットから。

パーマの際はネープからレイヤーを入れ、毛先の
動きが出るようにカットしています。

 

実際のサロンワークでは、ウェットカットは5分
程度です。毛量調節はパーマ後にドライカットで
行います。

 

 続いてパーマ施術へ。


まずは、オーバーセクションのストレート部を塗
布します。
続けて毛先のパーマ部を塗布します。時間差塗布
はあまりせず、薬液をコントロールしています。

【プロセス・使用薬液】

 

<1液>ストレート部:ルシケアDGH

 

パーマ部:ルシケアDGH+DGL(1:1)
自然放置15分

 

→水洗(シャンプーボールにお湯を溜め、チェ
ンジリンスをしてしっかり流す)

 

→中間処理:NOTIO ミルク →ワインディン

ロッドオン

 ワインディングをパターン化(アシスタントも巻
ける)して、技術をルーティン化しています。
ルーティン化することで、アシスタントの育成
にもなっています。

使用ロッド:22~24㎜(ネープの右側のみ20
㎜)

加温タイム:デジクリップをして70℃ 10分加温
+デジクリップを外して70℃ 5分加温

 <時短ポイント>

毛先のホット系パーマのクーリング中に表面のス
トレート施術を行います。

これにより、 ポイントストレートにかかる時間
を有効活用しながらの時短施術が可能となりま
す。

表面のみロッドアウトして、ドライ・アイロン施
術を行います。

アイロン温度:180℃アイロンが終わったら泡
タイプの2液で処理します。エアゾール式で素
早く簡単に塗布できます。

 

 

 

<2液>ルシケアB‐Ⅱ 7分+ロッドオフして再塗
布後、2分放置

 ●究極の再現性~ターゲット~

 

ターゲットは大人女子(仕事や家庭を持つ、3
0代以上の女性)です。

 

失客を防ぐためには他の美容室・美容師に、真似で
きない特別感のある技術が必要です。

 

仕事や育児に忙しい『大人女子』は、時間が無い。

 

サロンにいる時間・回数を、極力少なくしたい。

 

朝、ヘアセットにかける時間を、極力少なくしたい。

 

その願いが叶うのであれば、投資は惜しまない。

 

 

 

そんな『大人女子』のココロをつかむ

 

ホット系カール+ストレートパーマ

●モデルデモンストレーション(仕上げ)

NOTIOオイルを付けてハンドブロー。乾かし方
をお客様に伝えます。

ドライカットで毛量・質感調整

 セイニングは使用せず、押しのスライドカット
で調節します。

 

パーマスタイルの仕上げでも必ずアイロンで巻い
て仕上げます。

 

アイロンを持っているお客さまも多いので、段階
別にレクチャーをしています。

 

①顔周りのみ、毛先をリバースに巻く

 

②左右を4等分ずつ(計8等分)に分け、中間か
らフォワード・リバースに交互に巻きます。

 

(毛先にパーマがかかっているので、巻き易い
ことをお伝えします)

 

③表面の根元の立ち上がりをつけ、毛先を内巻
きにします。

 

(抜け感が出せることをお伝えします)

 

アイロンワークは、お客さま自身も出来て美容
師も出来る技術だからこそ、技術の価値を伝え
ています。

仕上がりはこちら
NOTIOバターでカールをくずして

 

 

今回のセミナーでは、失敗しないホット系パーマ
のタイトルを軸に、長門さんの考える究極の再現
性とお客さまへの提案をサロンワークベースでご
紹介いただきました。

ホット系パーマはうまく使いこなせば、差別化を
図れる再現性を提案することができます。

皆さんも是非、活用してください。

 

セミナーで使用した商品情報
 ●ルシケア
http://www.real-chemical.co.jp/products/perm_curl/LUCICARE.html

●NOTIO
http://www.real-chemical.co.jp/products/styling/