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ケミカルサイエンス(パーマ編)

201817APRIL

セミナーレポート
ケミカルサイエンス(パーマ編)

【開催】2018年04月17日(火)
【講師】リアル化学 技術情報部

                                                             

  REALスタジオにて、「ケミカルサイエンス(パ
  ーマ編)」セミナーが開催され、講師は技術情報
  部の落合が担当しました。 実験をしながらの解
  説なので、分かりやすく、時間が経つのが『あ
  っという間!』と好評です。

  セミナーの内容はこちら。

 

 

  どれもパーマにおいて、把握しておいた方が
  良い項目ですね。

  いくつか抜粋して実験内容をご紹介します。 

  ~答えはセミナーで・・・(笑)~

  最初の実験はアンモニアとモノエタノール
  アミンの違いの実験です。



 

 

  2種のアルカリ剤をpH試験紙に垂らし、ドライ
  ヤーをあてて反応を促進して特徴を確認します。

  この2種は代表的なアルカリ剤ですが、効果や
  目的に合わせて薬液に配合されています。 

  配合成分は製品に記載されていますので、確認
  してみてください。

   続いて、『卵』を使用した、還元剤の特性を確
  認する実験です。

 

   卵もタンパク質ですので、3種のパーマ液をか
  て、反応速度を確認します。どんな結果だと思い
  ますか?(pH,還元剤濃度などは揃えてあります)
   ヒントは『分子量』です。

 

   続いて、『スポンジ』を使用した、毛髪の水分量
  による浸透効果を確認する実験です。
  ワインディング時は毛髪をしっかり濡らしますが
  、どんな効果があるのでしょう?

 

   上記2種の条件で色のついたパーマ液に浸し、カ
  ッターで切断して浸透度合いを確認します。
  毛髪の水分量は、薬液の効果に影響しますので

  効果をしっかり確認しておきたいですね。 

 

 

 

  続いて、『空気酸化の効果』を確認する実験です。

   縮毛矯正で酸化をせずに終了し、1週間後にワイ
  ンディングしてから酸化させたらどうなると思い
  ますか?

  空気酸化には諸説ありますが、空気酸化の傾向が
  確認できる実験です。

  続いて、『水洗と還元』 『乾燥と還元』につい

  ての実験です。

 

 

 

 どんな条件で還元効果が変わるのか?

 少しマニアックですが、しっかり把握していると
 デザインの幅が広がると思います。

 この理論をREALでは、『ルシケアDG』と『デジ
 クリップ』で活用しています。

 ルシケアの詳細はこちら
http://www.real-chemical.co.jp/products/perm_curl/LUCICARE.html

 セミナーの後半は『毛束実習』です。

 還元剤の違い・クリープの有無・減力剤の効果を
 以下の条件で、毛束にパーマをかけて確認します。

 

 

 『施術の条件』も様々な特徴があります。

 また、ケミカルと組み合わせれば、ダメージを軽
 減させたり、デザインの幅が広がったりと、『お
 客様への価値』を高められると思います。
 皆さんも是非、薬液を使いこなしてパーマ比率を
 向上させてください!!