REPORT DETAILレポート詳細

ケミカル実験セミナーパーマ編

201721MARCH

セミナーレポート
ケミカル実験セミナーパーマ編

【開催】2017年03月21日(火)
【講師】リアル化学 技術情報部

REALスタジオにて、ケミカルサイエンス(パーマ編)
が開催され、講師は技術情報部の内海と落合が担当
しました。
実験をしながらの解説なので、分かりや
すく、時間が経つのが『あっという間!』と好評で
す。

 

 


 セミナーの内容はこちら。

 

 

どれもパーマにおいて、把握しておいた方が良い項目ですね。

 

 

 

いくつか抜粋して実験内容をご紹介します。 ~答えはセ
ミナーで・・・(笑)~

 

最初の実験はアンモニアとモノエタノールアミンの違いの
実験です。

 

 

 

2種のアルカリ剤をpH試験紙に垂らし、ドライヤーをあて
て反応を促進して特徴を確認します。

 

この2種は代表的なアルカリ剤ですが、効果や目的に合わ
せて薬液に配合されています。

 

配合成分は製品に記載されていますので、確認してみてく
ださい。

 

 

 

 

 

 

続いて、『卵』を使用した、還元剤の特性を確認する実験
です。

 

 

 

 

 

卵もタンパク質ですので、3種のパーマ液をかけて、反応
速度を確認します。
どんな結果だと思いますか?(pH,還
元剤濃度などは揃えてあります)

 ヒントは『分子量』です。

 

 

 

続いて、『スポンジ』を使用した、毛髪の水分量による浸
透効果を確認する実験です。

 

ワインディング時は毛髪をしっかり濡らしますが、どんな
効果があるのでしょう?

 

 

上記2種の条件で色のついたパーマ液に浸し、カッターで
切断して浸透度合いを確認します。

毛髪の水分量は、薬液の効果に影響しますので、効果をし
っかり確認しておきたいですね。

   

 

 

続いて、『空気酸化の効果』を確認する実験です。

 

縮毛矯正で酸化をせずに終了し、1週間後にワインディン
グしてから酸化させたら
どうなると思いますか?

 

空気酸化には諸説ありますが、空気酸化の傾向が確認でき
る実験です。

 

 

続いて、『水洗と還元』 『乾燥と還元』についての実験です。

どんな条件で還元効果が変わるのか?

少しマニアックですが、しっかり把握しているとデザイン
の幅が広がると思います。

この理論をREALでは、『ルシケアDG』と『デジクリップ
』で活用しています。

ルシケアの詳細はこちら

http://www.real-chemical.co.jp/products/perm_curl/LUCICARE.html

 

 

セミナーの後半は『毛束実習』です。

還元剤の違い・クリープの有無・減力剤の効果を以下の条
件で、毛束にパーマを
かけて確認します。

 

 『施術の条件』も様々な特徴があります。

 

また、ケミカルと組み合わせれば、ダメージを軽減させた
り、デザインの幅が広がったりと、
『お客様への価値』を
高められると思います。

 

皆さんも是非、薬液を使いこなしてパーマ比率を向上させ
てください!!