セミロング以上のパーマスタイルのうち、ホッ ト系比率 が90%を超える。 ホームページはこちらhttp://www.air.st/
このセミナーでは、『失敗しないホット系パーマ』をテー マに長門氏のパーマに対する考え方や、施術方法をレクチ ャーしていただきました。 まずはカットから。 カットはベーシックなレイヤーベースでアウトラインに はワンレングスを残しません。 これは毛先が後ろから前に来た時に、毛先がまとまりすぎてしまうためです。
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ベースカットが終わったら、重さがたまりやすい部分を中 心に毛量調整をします。 質感調整は最後にドライカットで 行います。
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続いてパーマ施術に移ります。
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<失敗しないポイント>
① ハケ塗布後に手でしっかり薬剤を髪に押し込み反応さ せること。 ② 毛先の薬剤反応をバッファー剤でコントロールして過 剰軟化を軽減すること。 ③ 高温施術を避け、クリップで蒸らしながら施術するこ とで、熱変性を必要以上にさせないこと ④ 1液水洗時はしっかりと行うこと。(シャンプーボー ルにお湯を溜めてチェンジリンス)
<時短ポイント> ・毛先のホット系パーマのクーリング中に表面のストレー ト施術を行います。これにより、 ポイントストレートに かかる時間を有効活用しながらの時短施術が可能となり ます。
■施術内容 1液塗布 (表面:ルシケアDGH・表面以外:ルシケアDGH+DGL= 1:1) → 自然放置8分 → 水洗 → 中間処理 (ルシケアトリートメントミスト+トリートメントオイル) → 表面をロッドアウト → ドライ・ストレートアイ ロン → 2液(表面:ルシケアB-Ⅱ→泡タイプ・表 面以外:R-Ⅱ→液体タイプ) → 自然放置10分
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ロッドオン
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デジクリップで蒸らしながら均一に熱をあてることで、中 間部からリッジ感のあるウェーブが表現できます。 表面のみをロッドアウトしてドライした後に、アイロン施 術を行います。 この間、他の部分はクーリングします。
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アイロンが終わったらストレート部分は泡タイプの2液で処 理します。エアゾール式で素早く簡単に塗布できます。カ ール部分は液体タイプの2液を塗布します。
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■時短施術のターゲット顧客
・今まで、ストレートをパーマもした事がない方。
・毛先のまとまりがない、パサついている方。
・波状毛で艶がでにくい
・広がり
・膨らみやすいクセ毛の方。
くせや髪質でパサつきやすい方は、トリートメントで解消 しようと考えるが持続性もなく、 くせで艶が出にくいため 、毛先のまとまりも悪くお手入れが困難です。表面のポイ ントスト レートでお手入れが楽になり、梅雨時期もトリ ートメントより持続性のあるスタイルを手 に入れる事が できます。
ハンドブローで仕上げた状態がこちら
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満足度を上げるためのポイントは、パーマ後の仕上げに、 お客様でもできる簡単なカールアイロンの巻き方を伝える ことです。
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カールアイロンで耳前と耳後ろをリバースに巻いて仕上げ ます。(左右4本)この4本を巻 くだけで大幅に印象が変わ るため、皆さん驚きますし、リピートにもつながっていま す。
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こんなに印象が変わります。
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ハンドブローはこちら
たった4本で大きく印象が変わりますね。
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■集客と顧客化
カラー集客はSNSでも盛んで、以前より綺麗にカラーが できる美容師が増えています。そ のため、カラー集客はレ ッドオーシャン(飽和状態)です。そのような現状で、顧 客化に有 効なのはカットとパーマです。特にホット系パ ーマは、自分のサロンでしかできない施術と 仕上がりで 差別化を図り、実感してもらう事で顧客化も可能となりま す。ホット系パーマで の集客こそがブルーオーシャン( 不飽和状態)と考えています。
ホット系パーマはうまく使いこなせば、差別化を図れる『再現性』を提案することができます。 皆さんも是非、活用してください。
セミナーで使用した製品情報 ●ルシケアDG http://www.realchemical.co.jp/products/perm/lucicare/hot_perm_catalog.pdf
●NOTIO http://www.realchemical.co.jp/products/styling/notio/catalog.pdf#zoom=100
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